希望条件の考え方

それでは具体的な方法を少し紹介しようと思います。ポイントは条件を絞り込みすぎないこと。一度ポータルサイトで希望の条件を検索してみるのもいいかも知れません。そうすることでおおよそどれくらいの不動産が流通しているのかを知ることができます。自分が希望する物件がほとんどないのであれば、エリアを変更する、予算を上げるなど希望条件を広げて検討する必要があります。この条件を広げる作業をする際に、何が大切なのかという軸になるものをもっていないと家探しで迷子になってしまいます。ひとつ注意ですが、ポータルサイトで見ることができる情報が全てではありません。基本的に市場に出ている不動産は全て国土交通大臣から指定を受けた指定流通機構が運営するサイト(レインズ)に掲載されています。ということは、全国どの地域の不動産会社でも、おなじ物件を購入することができますし、紹介してもらえます。ポータルサイトに掲載されている物件は広告掲載ができるものしか掲載されていませんので、不動産会社に行く方が、多くの情報を入手することができます。(ただ、最近ではニュースにもなっていたが、情報を公開せず物件を囲い込む行為が不動産業界で横行しています。売主にとっては機会損失となるため、問題視されています。)不動産会社に足を運んで、相談に乗ってもらうのが個人的には近道だと思います。相場情報やエリア情報など、プロからアドバイスをもらうことで家探しはとてもスムーズに進めることができます。その際の注意点は親身になって話をきいてくれるかどうか?歩合だけで給料をもらっている営業マンだと、なかなか相談する時間を作ってくれなかったりもします。しっかりと相談に乗ってくれ、的確なアドバイスをもらえる不動産会社を選びましょう。

◆参考サイト◆

近畿レインズ

指定流通機構(レインズ)のホームページです。レインズの仕組みや媒介契約について詳しく説明されています。

Yダイヤモンドオンライン

不動産の囲い込みがどういうものなのか?どのような問題があるのかを的確に説明している記事です。